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2009年8月4日火曜日

唯一の仲保者を巡る類型論

i.排他主義Exclusivism;キリスト教以外はすべて駄目。
ii.包括主義Inclusivism;キリスト教以外の宗教は、全てなんらかの仕方でキリスト教に含まれる。キリスト教は、最終的頂点である。
iii.多元主義Pluralism;神に就いての認識は、キリスト教を含む全ての信仰において部分的である。
 あらゆる宗教は、多様な方法で表現された、真理の譲渡できない核を含んでいる。宗教は、自己の本質を把握するに連れて、全ての宗教の「本質」を把握する。この「本質」は、未来に実現するものである。(W.E.Hocking)
 救いをもたらす、神と人間の接触の場は、幾つもある。神の啓示し、あがなう活動は、歴史を通して、文化的に条件づけられた幾つもの仕方で、応答を引き起こしてきた。それぞれの応答は、部分的、不完全、独自のものであるが、それらは相互に関連し合い、その結果、それらは、唯一の究極的な神的現実に就いての、様々な文化的に焦点を合わせた把握を表す。
 ただ一つの神学形態で受容され得るような、世界に対する只一つの啓示があると言うことは有り得ない。神学的地動説{キリスト・キリスト教中心から神中心へ}(J.Hick)